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06_空間の把握

今回の40m×40mの駐車場に地域住民のための新たな生活の場を挿入するにあたり、この敷地内に設計する手がかりとして、対象敷地の空間を把握することから始めました。

 

CFD解析

対象エリアに点在する駐車場や低層の街並みが生み出す空隙は風の通り道となっていました。風は線路やまちの隙間を通り、この敷地内にも流れ込みます。

Grasshopperを用いて敷地の三次元視線距離分析

 

敷地を6m×6m×6mの立方体で分割し、一つ一つ「遮られる視線」「抜ける視線」の割合を割り出した。三次元の空間の位置ごとに、どの程度視線が開けているか(遮られているか)何が見えるかを把握することができました。

遮られる点はその距離によって、黄色→赤→青へと色が変わっていく。立方体ごとに視線の抜ける割合が変化し三次元的にゾーニングしていくことができる。立方体が隣り合っていても抜けの割合の数値は複雑に重なり合う街並みに応じて大きく変化します。

また、高さが高くなるほど視線の抜けの割合も大きくなり、空や遠くの景色が見えるようになります。

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